山口県柳井市伊保庄地区コミュニティ協議会

さいとう牧場株式会社

サザンセトを望む元棚田の一角で水田放牧を行っています

伊保庄福井地区はやまぐちの棚田20選のひとつにかぞえられる風光明媚な場所ですが、生産調整と作り手の減少から耕作放棄地が目立ってきていました。当牧場は、祖父の代から始めた畜産を、休耕田農地を利用した山口型放牧に切り替え、循環型農業を実践しながら、現在、水田放牧で90頭の母牛と60頭の子牛を育てています。

いのちの大切さ
畜産のおもしろさを次世代に

牧場では研修生、社会見学の受け入れや就業体験も行っています。
研修に訪れる方たちは皆さん積極的で働き者。
エサやり、牛舎の掃除などを通じて、いのちを預かることの大変さや、畜産の楽しさ、喜びを体験していただいています。

ストレスのない環境と
手間を惜しまぬエサを食み
すくすく育つ子牛たち

牧場は、サザンセトの美しい島なみを見下ろす丘にあります。ミネラルを含んだ潮風と温暖な気候の中、二毛作で育てた稲と飼料や、みずみずしい牧草ですくすく育った黒毛和牛は、やがて山口県希少銘牛「高森和牛」の牧場に旅立っていきます。

種付けや分娩介助も自分たちで

種付けや分娩介助も自分たちの手で。
母牛から取り上げた子牛たちが元気に成長する姿を見守りながら、牛にとって心地よい環境づくりを模索しています。

PIC UP

牧場ではヤギやポニーも育てています。ヤギは優秀な雑草駆除隊。

牛糞は水田の堆肥に、育った稲と飼料は牛の餌にする循環型農業。

当牧場は「やまぐち農林漁業ステキ女子」プロジェクトにも参加しています